旅メシ~海外編


台湾馬祖の紅糟肉老酒麺線と継光餅わたしの場合、旅メシは屋台が基本
現地人らが食するストリートフードが飯のメインです

なお、わたしは鉄の胃を持っているので、チャレンジはあくまで自己責任で!

<目次INDEX>

066 【ベトナム】フエ名物、もっちもち米餅のバインナム(Da Nang, Vietnam)NEW
065 【パキスタン】インド周辺の飯といえばやっぱりビリヤニ(Pakistan)
064 【モンゴル】遊牧民のおもてなし料理、羊の内蔵塩ゆで料理「ゲデス」(Mongolia)
063 【ウズベキスタン】ウズベク定番料理の串焼き「シャシリク」(Uzbekistan)
062 【イエメン】トマトとチーズのスパイシーソース「サワーク」(Socotra, Yemen)
061 【エジプト】エジプトの国民食かつB級グルメ「コシャリ」(Cairo, Egypt)
060 【ブラジル】地方都市クリチバでみた「DORAYAKI」(Curitiba, Brazil)
059 【インドネシア】バリ島名物!何でものせるナシチャンプル(Bali, Indonesia)
058 【ウクライナ】もちもち洋風水餃子のヴァレニキ(Kiev, Ukraine)
057 【韓国】病みつきになる!甘辛スープの絶品タコ鍋(Busan, South Korea)
056 【ミャンマー】激ウマ!ミャンマーチャーハンに焼き豚串とビール(HpaAn, Myanmar)
055 【台湾】ボリューミィ!台湾式おにぎりの飯糰(ファントヮン)(Taipei, Taiwan)
055 【中国】これは日本人好み!骨付き豚肉の石焼き鍋「黄燜排骨飯」(Tongren, China)
054 【韓国】病みつきになる!釜山名物「シアッホットク」(Busan, South Korea)
053 【ラオス】南アジアでは定番おやつ?クレープみたいなもっちりお菓子「ローティ」(Vang Vieng, Laos)
052 【モルディブ】海鮮大国!マグロにカツオにロブスター!(Ungoofaarau island, Maldives)
051 【モンゴル】モンゴル家庭料理ミルクティーで煮込んだ肉入りバンシタイツァイ(Ulaanbaatar, Mongolia)
050 【ウクライナ】キエフ名物のチェーン店でキエフ風カツとボルシチ)(Kiev, Ukiraine)
049 【タヒチ】マグロを生でいただく郷土料理「ポワソンクリュ」(Tahiti)
048 【インド】ラダックのチベット料理といえば蒸し餃子「モモ」(Ladakh, India)
047 【トルコ】カッパドキア名物!壷焼きケバブ「テスティ・ケバブ」(Cappadocia, Turkey)
046 【ベトナム】ダナンでダントツ人気のチキンライス「コムガー」(Veitnam)
045 【シンガポール】シンガポールで食べたムスリム料理「ムルタバ」(Singapore)
044 【タイ】見た目チキンライスボール、実は酸っぱ辛い「ネームクルック」(Udon Thani, Thailand)
043 【ラオス】ラオス名物フランスパンサンドイッチ「カオ・チー・サイ・クワン」(Vang Vieng, Laos)
042 【ミャンマー】ヤンゴン屋台で食べたクレープ朝ごはん(Yangon, Myanmar)
041 【ジープ島】絶海の孤島の南の島・ジープ島で味わう日本食のオンパレード(Jeep island, Micronesia)
040 【中央アジア】シルクロード名物のうどん・ラグマン(Central Asia)
039 【台湾】台湾馬祖の紅糟肉老酒麺線と継光餅(Matzu, Taiwan)
038 【タジキスタン】タジキスタンご当地料理?ボルシチ風ライススープ(Dushanbe, Tajikistan)
037 【フィリピン】フィリピン定番料理!豚肉炒めのシシグ(Divisoria, Manila, Philippines)
036 【中国】さすが本場中国!パラパラチャーハン旨し(Litang, China)
035 【メキシコ】メキシコといったらやっぱりタコス!?(Cancun, Mexico)
034 【ノルウェー】サーモンはやっぱりノルウェーサーモンでしょ!!(Bergen, Norway)
033 【中央アジア】中央アジアで主食のナンいろいろ(パン)(Uzbekistan, Tajikistan, Kyrgizs)
032 【ブラジル】サンパウロの市場で食べたハムたっぷりのサンドイッチ(Sao Paulo, Brazil)
031 【モンゴル】モンゴルの鉄板料理、肉入りうどん(Ulaanbaator, Mongolia)
030 【カザフスタン】シルクロード飯の定番プロフ(Almaty, Kazakhstan)
029 【台湾】基隆廟口余市名物の栄養サンドイッチとピーナッツ氷(Keelung, Taiwan)
028 【マレーシア】ボルネオご当地麺ラクサとご飯パンソン・アヤム(Borneo, Maleysia)
027 【トルクメニスタン】メロンやスイカが国民食のトルクメニスタン(Turkmenistan)
026 【ガラパゴス】シーフード料理はやっぱり旨いガラパゴス飯(Galapagos island)
025 【モーリシャス】モーリシャス伝統のクレオール料理(Creole cuisine, Mauritiaus)
024 【モロッコ】砂漠の街メルズーガでいただいたモロッコ家庭料理(Moroccan Desihes in Merzouga, Morocco)
023 【レソト】レソト国民食のパパと炭火焼肉(Grilled Beef with Papa in Lesotho)
022 【カンボジア】カンボジアでは定番・LokLak飯(Beef Lok Lak in Cambodia)
021 【台湾】チキン好きにはたまらん!紅麹漬け鶏唐揚げ串!(Grilled chickens with red rice malt, Matsu, Taiwan)
020 【ブラジル】恐怖のピラニア唐揚げ(Fried Piranha fish, Brazil)
019 【ベトナム】ベトナム・ミーソン遺跡近くで食べたご当地麺ミークワン(My Son Sanctuary, Vietnam)
018 【南アフリカ】ケープタウンで一押しのフィッシュ&チップス(Cape Town, South Africa)
017 【ベネズエラ】ベネズエラの国民食アレパ in ベネズエラ(Canaima,Venezuela)
016 【パキスタン】フンザ風薄焼きピザ in パキスタン(Karimabad, Hunza, Pakistan)
015 【イースター島】中南米では定番のエンパナーダ in イースター島(Easter Island(Pasqua),Ecuador)
014 【台湾】鶏肉飯の元祖の店で朝食(台湾嘉儀 Jia yi,Taiwan)
013 【ハワイ】ジョヴァンニ名物のガーリックシュリンプ(ハワイ Hawaii, USA)
012 【モーリシャス】イル・オ・セルフ半日ツアーでゴージャスランチ(モーリシャス Mauritius)
011 【エチオピア】灼熱地獄のダナキル砂漠でいただいたツアー飯(エチオピア Ethiopia)
010 【ロシア】極寒の地・冬のバイカル湖特産オームリ魚料理とウォッカ(Russia)
009 【イラン】中東のパンといえば、これ(Iran)
008 【コロンビア】コロンビアの定番ランチスープ「サンコッチョ」(Colombia)
007 【シリア】シリアでもてなされた夕食・朝食(Areppo,Syria)
006 【トルコ】トルコ名物サバサンド(Istanbul, Turkey)
005 【タイ】バンコクの美味しい屋台飯カオマンガイ(Bangkok, Thailand)
004 【インド】タージマハル周辺の安宿街で買った屋台飯の衝撃サンドイッチ(Near Taj Mahal,India)
003 【中国】まちかどの屋台飯屋のアツアツ小籠包(上海 Shanghai,China)
002 【フィリピン】フィリピン人のソウルフード Jollibee(ジョリビー)のハロハロとハンバーガー(Philippines)
001 【フィリピン】フィリピンマンゴー Mangos(Philippines)
 

File 066 フエ名物、もっちもち米餅のバインナム、バインロック(Da Nang, Vietnam)NEW

ベトナム中部の都市ダナンでは
お隣りにあるベトナム最後の王都フエの名物料理も手軽に楽しめる

フエといえば宮廷料理ですが
ちまたに出回っているフエ料理は食材も味もだいぶ庶民派にアレンジされたものらしい

とりあえずフエ料理の特徴は米粉で作られたモチモチ食感の食べ物

そんなわけで訪れたダナンのとある飲食店

前菜として出された料理がたまたまフエ料理のオンパレードでした

まずはバイン・ナム(Bánh Nậm)

米粉やタピオカ粉などの粉をエビや豚と一緒にバナナの葉っぱに包んで蒸したもので
そのモチモチでトゥルンッとした食感がたまらないひとしな

ベトナム料理 バインナム Bánh nậm in Vietnam
エビや豚肉のバインナム Mayumi

お次がバイン・ロック(Bánh Lọc)

こちらはタピオカ粉の半透明な生地でエビやキャッサバをくるんでバナナの葉っぱで蒸したもの
こちらはわらび餅のようにぷるんぷるん

お好みでつけダレでいただく
ちょっと細長い海老蒸し小籠包っぽいイメージ

ベトナム料理 バインロック Bánh Lọc in Vietnam
ぷるんぷるんの米餅バインロック Mayumi

最後はバイン・ベオ(Bánh Bèo)

フエを代表するもっともポピュラーな小皿蒸餅料理らしく

5cm程度の小皿に米粉やタピオカ粉を水で溶いたものを流し込んで蒸し
仕上げに炒ったエビや豚皮のカリカリローストをトッピングしている

一晩寝かせるとよりモチモチ感がアップするらしい

ちょっとお粥っぽい見た目

ベトナム料理 バインベオ Bánh Bèo in Vietnam
米粉の小皿蒸餅バインベオ Mayumi

とりあえずオール・モチモチ米餅料理

素朴だけど食感と味わいが意外とクセになるひとしな

米が主食である日本人の舌にも間違いなく合うと思うので
ぜひベトナム中部(今はハノイでもホーチミンでもお店によってはいただけるようですが)を訪れた際にはお試しください

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File 065 ご飯といったらやっぱりビリヤニ(Pakistan)

ここはパキスタン北西部にある小さな田舎町・グピス(Gupis)

あと西へ100km進めばアフガン国境地帯
北へ50km進めばタジキスタンとの国境のワハーン回廊という
後方にはカシミール山脈が広がる超がつくド田舎

フンザから西の観光スポット・ファンデール湖へ行った帰り
故障気味のジープの修理を兼ねて、しばしランチ休憩

Gupis in Pakistan
カシミール山脈の雪山が広がる田舎町グピス Mayumi

気のよさそうな店主がおもてなし
鳥の絵柄のかわいいエプロンが似合う

Gupis  Pakistan
かわいい鳥の絵のエプロンした店主 Mayumi

出てきたのはひよこ豆がいっぱい盛られたビリヤニ

パキスタンでは「チャナ・ビリヤニ(Pakistani Channa Biryani)」というようで

チャナ(ChannaあるいはChana)はヒヨコ豆(Chickpea)のこと

スパイスの効いたカレー風味で
お好みでオニオンスライスといただく
汁気は殆ど無い

Biryani food in Karam town in Pakistan
ひよこ豆たっぷりのビリヤニ Mayumi

正直、味も何も美味しかったという記憶すら残ってないのであれですが
お腹は膨れたという若干の記憶はある

ビリヤニはインドおよびその周辺でよく食べられる庶民派炊き込みご飯

チャパティ(ナンのような平たいパン)の次にポピュラーなコメ飯ですが
ほとんど食べる機会なかった…

今度こそは本場でビリヤニを安く美味しく食べたいです

終わり

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File 064 遊牧民のおもてなし料理、羊の内蔵塩ゆで料理「ゲデス」(Mongolia)

モンゴルといえば遊牧民
遊牧民の主な家畜は羊
そして主食は羊肉、いわゆるマトン

羊たち Sheep in Mongolia
モンゴルの羊たちはワイルドな感じ Mayumi

遊牧民にとって一番チープで手軽で馴染みのある肉は何といっても羊
逆に、遊牧に向かない家畜の豚や鶏の肉はたいそうご馳走らしい

ゆえに、
モンゴルを旅する以上、マトンからは逃れられない
ちなみにジンギスカンはモンゴル料理ではない
北海道料理です、あしからず

それはともかく

ある日、遊牧民のお宅にお邪魔した際、
ふるまわれたのが「チャンス・マハ」と「チャンス・ゲデス」

「チャンス・マハ」は羊の塩茹で
「チャンス・ゲデス」は羊の内臓の塩茹で

要は、
解体した羊を塩で茹でただけの実に簡単な家庭料理

しかしこれらは遊牧民にとってご馳走であり
客人が来たときに振る舞うおもてなし料理の一つ

なので客人はありがたくいただかねばならない

こちらは「チャンス・マハ」
ナイフでワイルドに骨付き羊肉をそぎ取っていただく

チャンスン・マハ(羊の塩茹で)Mongolia
モンゴル遊牧民の定番料理・チャンスン・マハ(羊肉の塩茹で) Mayumi

羊はその日の朝捌いたばかりなので肉の鮮度はピカイチ
ゆえに、多少臭みはあるけれど塩味が効いて味は悪くない

そして次に「チャンス・ゲデス」
なかなかパンチのあるビジュアル
ここまで内蔵フルコースはめったに味わえない

チャンスン・ゲデス(羊の内臓の塩茹で) in Mongolia
羊の内蔵フルコースのチャンス・ゲデス Mayumi

遊牧民は
皮から内臓から血の一滴まで一切ムダにしない
いただいた命はすべて大事にいただくのが鉄則

そんな大事な大事なお食事にもかかわらず
塩・味噌・砂糖・醤油の調味料豊かな食に慣れた人間にとっては
味付けのシンプルさと内臓のエグさ、臭いが気になり
思ったほど食が進まない

チャンスン・ゲデス(羊の内臓の塩茹で) in Mongolia
腸、ハシノス、ミノ、あらゆる内臓をありがたくいただく… Mayumi

というわけで、美味しいかどうかの賛否は分かれるところ
(他の方のブログでは美味しいと書いてあったのでやはり個人差があるよう)

ご馳走さまをして玄関を出ると
解体されたばかりのフレッシュな羊の残骸が置かれていた……

羊の残骸 in Mongolia
羊の残骸が…生々しい Mayumi

いろんな意味でワイルドな遊牧民ランチでした

これらのモンゴル料理は
東京でもいただけるようなのでご興味のある方は調べてみてください

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File 060 地方都市クリチバでみた「DORAYAKI」(Curitiba, Brazil)

日本人にはなじみが薄いかもしれないブラジルの地方都市クリチバ(Curitiba)
しかし、ブラジル国内では1960年代と案外古くから
環境にやさしい都市づくり、持続可能な都市に向けた先進事例を数多く実施
画期的なバスシステムを早期導入したことでも有名なのです

そんなクリチバのローカルマーケットを訪れた際
やはりここもブラジル、日系スーパー発見

「DARUMAYA(だるまや)」さんという日本食材を扱うミニスーパーでした
(2009年当時、今もあるのか不明)

ブラジル クリチバ 市場 だるまや(DARUMAYA) in Critiva, Brazil
日系スーパー「DARUMAYA」さん Mayumi

地球の裏側で懐かしい日本語を見るのはやっぱり格別の感があり

ブラジル クリチバ 市場 だるまや(DARUMAYA) in Critiva, Brazil
日本語表記もちらほら Mayumi

見慣れた寿司やお惣菜が売られている

こんな遠く離れた異国の地で
移民の方が日本の食文化を絶やさず維持してくれているのがなんだか嬉しい

ブラジル クリチバ 市場 だるまや(DARUMAYA) in Critiva, Brazil
見たことのあるお寿司アイテムもちらほら Mayumi

せっかくなので
「FUKASHI MANJU(蒸かし饅頭)」なるものを購入してみた
5個入りで約140円(当時価格)

「BONSAI」という値札もまたイイね

ブラジル クリチバ 市場 だるまや(DARUMAYA) in Critiva, Brazil
「FUKASHI MANJU(蒸かしまんじゅう)」約140円(当時価格) Mayumi

とはいえ、いくら「蒸かし饅頭」と名がついていても
戦後70年(当時)を経て味が正しく受け継がれているとは思えなかったのですが

食べてみたらば、意外なほど普通の酒まんじゅうだった

日本酒のかぐわしい香りが生地からふんわり漂い
生地のもっちりした食感も甘すぎない練りあんもなかなか上等
正直、感動した

ブラジル クリチバ 市場 だるまや(DARUMAYA) in Critiva, Brazil
日本のものとそん色ない酒まんじゅう、あんこ旨い♪ Mayumi

そして問題はこの「DORAYAKI(どら焼き)」
どう見てもどら焼きではない
見た目は完全にワッフル
しかしパッケージには自信を持って「DORAYAKI」と明記されている

物は試しにいただいてみた
4個入り約150円(当時価格)

ブラジル クリチバ 市場 だるまや(DARUMAYA) in Critiva, Brazil
「DORAYAKI(どら焼き)」約150円(当時価格) Mayumi

生地はまさしくワッフル、ふんわりほんのり甘い

しかし生地に挟まれたカスタードのような物体は
ぎゅうひのような外郎のような
なんともいえないプルンとした食感と
見た目に比して甘くない

何故これがどら焼きなのか

ブラジル クリチバ 市場 だるまや(DARUMAYA) in Critiva, Brazil
決して「どら焼き」ではない見た目ワッフルの「DORAYAKI」 Mayumi

「ブラジル」「どら焼き」で検索しても理由は不明なまま

ただ言えるのは、
クリチバにおけるどら焼きはこのタイプのようです
そんなことを示す記事を発見しました

Naco Zinha Dorayaki
Dorayaki in Critiva From Naco Zinha

記事自体、訪問当時と同時期の2009年と古いので
現在もこの形態が続いているのかは不明ですが

まぁ少なくとも
ドラえもんはクリチバでは生きていないだろうと思った今日この頃でした(笑)

終わり

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File 056 激ウマ!ミャンマーチャーハンに焼き豚串とビール!(HpaAn, Myanmar)

ミャンマーはヤンゴン郊外にある地方都市パアン

タイとの国境ミャワディから乗り合いタクシーで4時間半かけてパアンに到着
時すでに夜の21時を周り、辺りは真っ暗で静まり返っている

とはいえ、あまりにもお腹が空いていたので
宿の受付のにーちゃんにどこかレストランないかと質問

紹介してもらったのが、宿から徒歩3分にあるローカルレストラン

ミャンマー パアン レストラン Restaurant in HpaAn, Myanmar
街角のローカルレストラン Mayumi

広い店内
しかし客は一人もいない
もはや店の従業員すら姿がない

まぁ時間も時間だし、閉店間際なのか…

店の中に入ってキョロキョロしていると
奥の厨房から女性がメニューを持って現れた
開いてて良かった…

ミャンマー語は1mmもわからないし、店員さんも英語カタコトだったので写真を見て判断

左のチャーハンらしきものが無難で美味しそう

ミャンマー パアン レストラン Restaurant in HpaAn, Myanmar
左のチャーハンをチョイス Mayumi

ミャンマーでの焼き飯チャーハンは「タミンジョー」というらしい

もとからある伝統料理というより
中国から入ってきたものをミャンマー風にアレンジした料理らしい

万国共通、チャーハンに限っては外れはあまりないハズなので、ここはチャーハンをチョイス
写真の海老入りで2,000チャット(約145円)
で、出てきたのがこれ

ミャンマー パアン レストラン Restaurant in HpaAn, Myanmar
激ウマ!エビ入り?チャーハン Mayumi

ん?
海老さんが見当たりませんが?
いや、中にちょこっと潜んでいた

しかしこれが予想の斜め上を行く激ウマ

ミャンマー料理は得てして脂っこいらしいですが
これは適度なオイリー感でパラパラチャーハン

辛くしてもらわなかったのが正解 ←激辛苦手

チャーハンだけでは心もとなかったので豚のバーベキュー串もオーダー1500チャット(約110円)

ミャンマー パアン レストラン Restaurant in HpaAn, Myanmar
とってもジューシーな豚のバーベキュー串! Mayumi

なんと、肉厚ジューシーで食べごたえあり、酒のつまみに合う!

というわけでミャンマービールもオーダー
1缶500チャット(約40円)、激安!

泡だらけになっちゃった…

ミャンマー パアン レストラン Restaurant in HpaAn, Myanmar
やっぱりミャンマービールでしょ! Mayumi

スッキリ飲みやすい口当たり
これでちゃんと冷えていたら最高だった!(つまり、ぬるかった)

これら全部でも300円しないとは…
ミャンマーのコストパフォーマンス恐るべし
これからより経済発展したら、タイのようにどんどん物価上がるんだろうなぁ

ちなみに、こちらのレストランは全メニュー画像が壁に貼られている

ミャンマー パアン レストラン Restaurant in HpaAn, Myanmar
壁一面に写真付きメニュー一覧でわかりやすい! Mayumi

指差しオーダーが楽にできて
言葉のわからない外国人にはとても良心的
(まぁ、味はさすがに想像できないが)

しかし、後で聞いた話ですが
このレストランの一つ手前に外国人観光客目当ての
ちょっと小洒落たレストランも開いてて

ドイツから来た観光客曰く、
食のクオリティはともかく、
オーダーしたものがいつまで経っても来ないなどサービスが劣悪でハズレだーとのこと

やはり、地元が通うローカル食堂が確実だ、と痛感しました

終わり

 

File 055 ボリューミィ!台湾式おにぎりの飯糰(ファントヮン)(Taipei, Taiwan)

先日書いた北海道旭川B級グルメのジュンドックでふと思い出しました

こちらは台湾おにぎりと呼ばれる「飯糰(ファントヮン Fàntuán)」

おにぎりというか、
三角というか楕円だし
海苔で巻かないので、一時期ブームになった「おにぎらず」に近い

そして、もち米使用なので
かなりモッチモチどっしりとお腹にたまる

台湾 おにぎり 飯糰(ファントヮン)Fàntuán
看板メニュー「招牌總匯飯糰(ザオパイゾンフイファントヮン)」 Mayumi

日本語のわかるお兄さんのおすすめで
「招牌總匯飯糰(ザオパイゾンフイファントヮン Zhāopái zǒnghuì fàntuán)」をチョイス
これは看板メニューらしい

このおにぎりはいろんな具が混ぜ合わさった具だくさんのメニューで

肉デンブ、油条、刻みザーサイ、ゆで卵など
実にいろんな具が混ざり合って絶妙な味の完成度になっている
つべこべいわず、旨い!

台湾 おにぎり 飯糰(ファントヮン)Fàntuán
もち米モチモチ、具だくさんで腹いっぱい! Mayumi

日本のおにぎりは一個では満腹にならないけど
台湾のおにぎりはこれ一個で十分
50元(約180円)だし、超お買得!

この飯糰(ファントヮン)のお店、
日本人の間では「劉媽媽飯糰」が有名のようですが
わたくしがいただいたのは台北駅近く
公園路と許昌路が交差する道路沿いにある露店
飯糰霸(ファントゥンバー)
(↑クリックするとGoogle Mapが開きます)

台湾 おにぎり 飯糰(ファントヮン)Fàntuán
台北駅近くの飯糰霸(ファントヮンバー) Mayumi

日本語が話せるお兄さんがおにぎりを握っていた
なので、安心してオーダーできたのでおすすめ

台湾 おにぎり 飯糰(ファントヮン)Fàntuán
朝からお客さん多くて人気 Mayumi

実に手際よく
「おにぎらず」がにぎられていく

台湾おにぎりもまた、台北市民の朝の定番メニューらしい

台湾 おにぎり 飯糰(ファントヮン)Fàntuán
手際が実に良い Mayumi

この台湾B級グルメ、
またぜひ食べに行きたい♪

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File 055 これは日本人好み!骨付き豚肉の石焼き鍋「黄燜排骨飯」(Tongren, China)

貴州省銅仁(トンレン Tongren)

おそらく日本人あるいは外国人にはほとんどに馴染みがないであろう中国の一地方都市

とはいえ一応、世界遺産がある観光地の玄関口なので
中国ではミドルクラスの都市規模を構え
きらびやかなネオンの街には若者も多く
夜遅くまで開いているお店も結構ある

そんな中の一つ、ローカル飯の「黄燜排骨飯 Huáng mèn páigǔ fàn」
日本語の発音では「ファンメン・パイグーファン」

いわゆる骨付き豚肉の石焼き鍋

熱々の石焼き鍋の中に骨付きリブの豚肉がゴロゴロ
青梗菜や玉ねぎなどの野菜がグツグツ煮込まれて運ばれてくる

味付けは濃い甘口の中国醤油で、例えて言えばすき焼きのタレのような味わい
それにリブの豚肉の旨味や野菜の旨みが凝縮して、これが予想外に旨い!

黄燜鶏米飯 黄燜排骨飯 銅仁 Tongren in China
「黄燜排骨飯」、いわゆる骨付き豚肉の石焼き鍋 Mayumi

山盛りの白飯はおかわり自由で、セットで20元(約305円)
財布に優しいのが中国屋台のいいところ

実は辛さを調節できるんだけれど
わたしは激辛が苦手なので「不要辣(辛いの要らない)」と伝えたら
唐辛子を抜いてくれた

黄燜鶏米飯 黄燜排骨飯 銅仁 Tongren in China
ご飯とセットで20元(約305円)、安い! Mayumi

商店街の並びにある小さな小さなお店
実はチェーン店みたいで「黄燜鶏米飯」が正式名称
本来看板メニューは骨付きの鶏肉のよう

あまり詳しくないけれど
中国では割とメジャーな庶民派のローカル飯らしい

黄燜鶏米飯 黄燜排骨飯 銅仁 Tongren in China
チェーン店の様子 Mayumi

店内は非常に狭く、テーブル席が2つとカウンター席のみ
お客は途切れず結構入ってくる

そして、若い店員はつねにスマホをいじっていた

黄燜鶏米飯 黄燜排骨飯 銅仁 Tongren in China
店はかなり狭く若い客が結構多い Mayumi

中国はやっぱりこういう人が集まる大衆食堂のメシが確実に旨い
ひとまず筆談でカバーできるのが日本人にはありがたいところ
オーダーにはあまり困らない

ちなみに、この「黄燜鶏米飯」
すでに日本に上陸しているそうです
日本橋だったか新大久保だったか…

絶対に日本人好みの味なので、蘭州ラーメンの次に来るかもね

終わり
 

File 054 病みつきになる!釜山名物「シアッホットク」(Busan, South Korea)

日本から飛行機でわずか2時間の距離にある釜山

釜山といえば海の幸を活かしたピリ辛料理や豚肉トロリのクッパが有名ですが
やはりここでもB級グルメは健在

「ホットク」という揚げパンは韓国では割とポピュラーなB級グルメらしいですが
釜山でいただくホットクは一味違うことで有名

釜山バージョンは
ひまわりの種やピーナッツ、かぼちゃの種など数種のナッツ類(韓国語ではそれらを「シアッ」というらしい)をこれでもかと揚げパンに挟むタイプ

これが実食いただけるのが
ショッピングやグルメの聖地である南浦洞・国際通り近くのBIFF広場(正式名称はBusan International Film Festival Square、通称「ビーフ広場」)

ここはビートたけしさんら国内外の映画関係者の手形が地面にはめ込まれていることでも有名

で、
ここだけ飛び抜けて行列ができているのですぐに分かる

韓国 釜山 BIFF広場 シアッホットク Busan in South Korea Hottok
長蛇の列 Mayumi

2軒並んでいたけど違いがよく分からん

手前側は主に男性陣が呼び込みや調理をしていて
もう一方は呼び込みは男性だけど女性陣が主に対応している

韓国 釜山 BIFF広場 シアッホットク Busan in South Korea Hottok
男性陣が経営するホットク屋台 Mayumi

女性陣の方は巷では「スンギホットク」で知られるらしい
何でも韓流スターのスンギさんが絶賛したらしい(知らなくてスミマセン)

韓国 釜山 BIFF広場 シアッホットク Busan in South Korea Hottok
女性陣が経営するホットク屋さん Mayumi

結局味はまったく変わらなかったんだけれども

小麦粉等で練ったもっちり生地に
シナモンとかブラウンシュガーを包み込んで揚げたパン

これを半分に割り
その間にたっぷりナッツ類を挟むのが釜山流

韓国 釜山 BIFF広場 シアッホットク Busan in South Korea Hottok
半分に割った揚げパンにたっぷりナッツ類! Mayumi

さらに生地を挙げる際に
大量のマーガリンを使うってところも釜山流らしい

マーガリンの海に生地が次々に投入され
特殊な調理器具でグイグイ押して形を整えじっくり火を通す

見ているだけでゾクゾクするようなハイカロリー

韓国 釜山 BIFF広場 シアッホットク Busan in South Korea Hottok
たっぷりのマーガリンでじっくり揚げる! Mayumi

出来上がり
これが超病みつきになる背徳の旨さなのだ

釜山滞在で3回も食べてしまったよ

韓国 釜山 BIFF広場 シアッホットク Busan in South Korea Hottok
超絶旨い、ナッツ類たっぷりのシアッホットク Mayumi

釜山再訪の際には絶対また食べに行きます!

おすすめ

終わり
 

File 053 南アジアでは定番おやつ?クレープみたいなもっちりお菓子「ローティ」( Laos)

ラオスの避暑地とも言われるヴァンヴィエン
目抜き通りでよく見かけたこの自転車屋台

「ローティ」といわれるご当地フード

ラオス ヴァンヴィエン ローティ Rorty Vang Vieng, Laos
自転車屋台はこんな感じ Mayumi

英語ではPANCAKEパンケーキって書かれているけど
どっちかというとクレープに近い

漢語では「印度飛餅」って書いてあって
もともと由来は北インドの料理らしく
今では南アジアのあちこちで見られるご当地フードらしい

わたしはラオスではじめて見たけど

ラオス ヴァンヴィエン ローティ Rorty Vang Vieng, Laos
ローティのメニュー表 Mayumi

生地自体は全粒粉の小麦粉に水(ときにギーと言われる液体もあるらしい)、塩を混ぜただけの味がしない生地で
指が透き通るほど薄く伸ばして鉄板で焼く
そこにお好みでいろんな具材を包み込む

おやつ仕様もあれば卵やハム、チーズなどのお食事仕様もある

よく分からなかったので
今回はメニュー表のトップにあるバナナとチョコレート、ココナッツをチョイス
これの締めには練乳を振りかけられる

お値段は15000KIP=190円ぐらい
観光地価格ですね

ラオス ヴァンヴィエン ローティ Rorty Vang Vieng, Laos
外はカリッ、中はもっちり、激甘い Mayumi

オーダーして5分ほどで完成

出来たては、外はカリッ、中はもっちりモチモチ
熱く熱されたバナナに練乳+チョコレート+ココナッツ、トッピングに粉砂糖まで振りかけられ甘さ4倍増!

コテコテの甘さなんだけど
あっついラオスでフルーツジュースといただくと
何故かクセになる甘さなんですよねー

おすすめ♪

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File 047 カッパドキア名物!壷焼きケバブ「テスティ・ケバブ」(Cappadocia, Turkey)

トルコを訪れたのはもう10年以上も前

なので記憶に乏しいですが
カッパドキアでそういえば
珍しい壺焼きの料理を食べたなぁとふと思い出しました

カッパドキア名物、
壺焼きケバブの「テスティ・ケバブ」

羊肉、トマト、たまねぎ、唐辛子、にんにく、ピーマン、塩コショウ…
それらを一緒に壺に入れてじっくりコトコト煮込む

じっくりコトコト…なので、激しく忍耐強く待たされる
下手したら6時間ぐらい煮込む、というところもあるらしい

お腹と背中がくっつくぐらい待たされて
ようやく運ばれてきた

ナイフで側面をコンコン割る
するといい匂いが立ち込める

トルコ カッパドキア ギョレメ・レストラン Turkey Cappadocia  Goreme Restaurant kabab
待ってましたの壺焼きケバブ「テスティ・ケバブ」 Mayumi

肉も柔らかく、
味もしっかりついて旨い
結構ボリューミィだけど食べられた

トルコ カッパドキア ギョレメ・レストラン Turkey Cappadocia  Goreme Restaurant kabab
なかなかボリューミィで旨い Mayumi

ギョレメで壺焼きの元祖といわれた
「ギョレメ・レストラン」

トルコ カッパドキア ギョレメ・レストラン Turkey Cappadocia  Goreme Restaurant kabab
カッパドキアの人気店「Goreme Restaurant」 Mayumi

しかし、今調べると名前がヒットしないので
店が潰れたか店名を変えたか…

10年という月日は残酷に過ぎていた
いやでもまた行ってみたいなぁと思いました

終わり
 

File 044 見た目チキンライスボール、実は酸っぱ辛い「ネームクルック」(Udon Thani, Thailand)

タイ北部ウドンターニーで物色していた屋台村にて

でかい揚げチキンライスボールみたいなのが山積みしてて
そのインパクトにタ立ち止まり
昔のカプリチョーザアイテムを思い出したりして(←今もあるのか?)
店頭でガン見していたら

「これ食べたいのかい?」
「うん、辛いの?」
「辛いよ、大丈夫かい?」

とお互い言葉がわからないなりに
なぜか通じ合ってしまったので
試しに買ってみることにした

その後、おばちゃんは一生懸命タイ語で説明してくれたけど
さっぱり理解できず
あとでわかったけど「ネームクルック」という食べ物だった

タイ ウドンターニー ネームクルック Thailand Udon Thani
屋台で見かける揚げ玉ライスボール「ネームクルック」 Mayumi

「ネーム」はイーサン地方の発酵ソーセージらしく酸味が利いてるらしい
腸詰めではなく、ビニール袋に小分けにして入ってて2種類ある

「クルック」は“混ぜる”って意味で

ライスボールにはすでにレモングラスとかなんきょう、にんにくなどの薬味が混ぜられていて
購入する時に、ライスボールを砕いて、さらにその中に赤たまねぎとか青ネギとかピーナッツとか数種類の薬味を手でグニグニ混ぜる(もちろんビニール手袋する)

最後に赤唐辛子と七味みたいなのをドバーっと入れられるけど

「あ゛ー!!辛いのだめ!No! No!(←辛すぎるの苦手)」

と言って控えめにしてもらった

ネームクルック団子1個で60バーツ(約210円)
結構なボリューム

タイ ウドンターニー ネームクルック Thailand Udon Thani
実はレタスなどに巻いて食べるサラダ Mayumi

この粉々に砕かれたかつてのライスボールを
サンチュとかサニーレタスなどの葉物に包んでいただく

ついでに甘酸っぱ辛いソースもをつけていただく

辛さを控えめにしてもらったはずなのに
まだ辛い
ライスのままだと食べられない
レタスを巻いて辛さが緩和されてちょうどよくなる
(それでも辛いときはスムージーで流し込む…汗)

タイ ウドンターニー ネームクルック Thailand Udon Thani
チキンライス色に騙されると酸っぱ辛い! Mayumi

ところが、意外なほど後を引くのだ、これが

タイ料理ってそう
無駄に辛くない、というか、ただ辛いだけじゃない旨味のある辛さ

というわけで、
若干汗かきながらも完食しました!

見た目、チキンライスボール、いわゆるケチャップライスボールと油断させておいて、からのパンチの効いた酸っぱ辛いこのネームクルック

結構、日本人にもウケると思います
ヘルシーだし

おすすめです

 

File 040 シルクロード名物のうどん・ラグマン(Central Asia)

ウズベキスタン、カザフスタン、タジキスタン、キルギス(タン)、トルクメニスタン…
とりあえず○○スタンと名がつく中央アジア各国は

古代シルクロードの歴史にひもづいて
人も文化も食も実によく似ている

今回のラグマンもその一つで
中央アジアのどの国に行っても定番のご当地グルメ

ラグマンとは日本でいうウドンUDON
日本の東西、まして香川のようなうどん県があるのと同じで
ラグマンにも地域、国によってコシも味付けも具も異なる

これはウズベキスタンの青の都サマルカンドで食したラグマン

ウズベキスタン Uzbekistan ラグマン Lagman
ウズベキスタンのラグマン Mayumi

観光客向けのレストランだったので
盛り付けがきれい

ラグマンは日本の讃岐うどんによく似ているというけれど
麺のコシというか麺がしっかりしているというだけで
讃岐うどんのようなモキュモキュした
噛めば噛むほど小麦本来の甘さが引き立つようなあの風味ではない
恐れ多くも同じ土俵では語れない

とりあえず具沢山の野菜煮込みうどんといった感じ
これはトマトベースであっさりとして
味は美味しいけど、わたしには香草は余計

ちなみにこれで約220円

次にタジキスタンはワハーン回廊の
イシュカシムという小さな村の場末の食堂で食べたラグマン

具は少なく平たい太麺
味噌ナシ薄味の豚汁の中に麺が煮込まている感じで超シンプル
麺のコシは、どん兵衛きつねうどんの食感に似てる
(要するにやわらかすぎずコシがありすぎず、ただちょっと粉っぽさ残る)

タジキスタン ラグマン Tajikistan Lagman
タジキスタンのラグマン Mayumi

最後はタジキスタンとキルギスの国境近くの村でいただいたラグマン

画質が粗くてすみません
夜だったので…

それはともかく
具が少なめで細切りの手延麺って感じ
味はやっぱり薄味でさっぱり、優しい味

キルギス Kyrgiz ラグマン Lagman
キルギス国境で食べたラグマン Mayumi

地域、村、国でいろいろ異なるので
どこがいいとは一概に言えないですが

やっぱり麺類は日本が一番いいです
そしてウドンはやっぱり香川でしょうか

以前午前しかやっていない香川の有名店を訪れたとき
あろうことかその日に限って臨時休業という
ありえない偶然に泣かされました

近い将来、一矢報いたいです

終わり

File 037 フィリピン定番料理!豚肉炒めのシシグ(Divisoria, Manila, Philippines)

フィリピンの定番料理のひとつ「シシグ(Sisig)」
脂身のある豚肉を細切れにし、
刻みにんにくや玉ねぎ、ネギなどを混ぜ
醤油ベースの濃い味付けで
お好みで卵を落としたり
カラマンシーというライムみたいな果汁を絞って酸味を加えたり
辛いのが好きな人は唐辛子と一緒に食べる定番ご飯モノ

マニラのマラテ地区で長期滞在していたとき
最寄りにしていた庶民の台所「ディビゾリア」
観光客の間では危ないエリアとして若干ビビられ気味ですが
わたしはお気に入りで頻繁に訪れていました

フィリピン ディビゾリア  Philippines Divisoria
庶民の台所「ディビゾリア(Divisoria)」 Mayumi

そのディビゾリアの一角にあるシシグ専門の屋台

フィリピン ディビゾリア シシグ Philippines Divisoria Sisig
ディビゾリアのお気に入り屋台のシシグ Sisig Mayumi

ディビゾリアの外れにありながら
人が絶えない人気店
食欲をそそる芳しい匂いと見た目に吸い寄せられる人続出

ご飯の上にたっぷりのシシグ、
その上にたっぷりのマヨネーズがかかっている

フィリピン ディビゾリア シシグ Philippines Divisoria Sisig
食欲をそそる鉄板焼き Sisig Mayumi

1パック50ペソ(約110円)

見た目ぐちゃぐちゃでかなりオイリーですが、
豚肉の脂身の甘さと醤油のしっかりした甘辛さが
たっぷりのマヨネーズでよりマイルドになり
カラマンシーの酸味を加えると
しつこくなく後を引くチープな旨さなのです!

フィリピン ディビゾリア シシグ Philippines Divisoria Sisig
ディビゾリアのお気に入り屋台のシシグ Sisig Mayumi

ちなみに、コチラが一般的なシシグのビジュアル

フィリピン ディビゾリア シシグ Philippines Divisoria Sisig
レストランのシシグ定食 Mayumi

これはこれで旨い
でもディビゾリアで売られているあのシシグも旨い

ディビゾリアはマニラ三大マーケットの一つでありながら
最下層の住民が利用するマーケットとして
観光客からは敬遠されがちですが

ないものはないぐらいモノで溢れているし
食材が何でも安いし(たまに鮮度やばいものもあるケド)
思ったほど危険ではない(←個人的な印象)

ぜひマニラの庶民的な雰囲気を味わいたいなら
ディビゾリアおすすめです

File 036 さすが本場中国!パラパラチャーハン旨し(Litang, China)

日本でチャーハンといえば
卵チャーハン、かにチャーハン、海鮮チャーハン…
そんなにレパートリーはない(と思う)

ところがどっこい本場中国は
我々が日頃おかずにしている中華料理が
見事な具材になっていた

こちらは回鍋肉(ホイコーロー)炒飯(小サイズ12元=約200円)

パラパラご飯に
味付け濃い目だけど全くくどくない
回鍋肉がコメに絶妙に絡まり、これは旨い

ちなみに2人前ほどの量が盛られ食べ切れず

中国 屋台飯 China Food 回鍋肉飯
回鍋肉炒飯 Mayumi

こちらは青椒肉絲(チンジャオロース)炒飯(大サイズ15元=約250円)
ちょっとオイリーだったけど
具材もシンプルながら味付け塩加減も絶妙で
何とも箸が止まらない

中国 屋台飯 China Food 青椒肉絲飯
青椒肉絲炒飯 Mayumi

そこらの大衆食堂でも
これぐらいの数のメニュー数は割と一般的

ほとんど読めないのが哀しい
分かったらもっと楽しめそう

中国 屋台飯 China Food メニュー表 Manu list
メニュー表がすごい Mayumi

大衆飯のパラパラ炒飯
個人的には大変お気に入りなのですが

デリケートな胃腸をお持ちの方は
ちょっと油に気をつけた方がいいみたいです
(中国人ですら「胃もたれが…」と控えめに食べていた・汗)

終わり

File 033 中央アジアで主食のナンいろいろ(パン)(Uzbekistan, Tajikistan, Kyrgizs)

「ナン」といえば、
インド・ネパールカリーが浸透した我が国では
あの一反もめんみたいな平たいナンを思い浮かべるかもしれない

でも、特に「~スタン」とつくような中央アジアでは
「ナン」=「パン」であり
円盤型のかたちをしたやたら分厚く、そして巨大なものが多い

国や地域によって形も味も異なるナン

というわけで食べたところだけ比べてみたい

【1】サマルカンドのナン
ウズベキスタン サマルカンド Uzbekistan Samarkand ナン
ナンといえばサマルカンド! Mayumi

ウズベキスタンでナンと言えば「サマルカンド」
というぐらい国内外で評判が高い

直径25cmはあろう巨大なドーナツ型のナンは
もっとも密度が濃くずっしり重くて
重さは1kgもあるという

焼き立てを購入したら
塩気が強いベーグルみたいな感じでモチモチ
なかなか後を引く味わい
しかしいくら食べても終わらない無限地獄

サマルカンドのナンは
保存状態さえ良ければ100年持つとか持たないとか…

冷めてもあまりパサつかないのが特徴

この大きさで驚きの1個70円

【2】ヒヴァのナン
ウズベキスタン ヒヴァ Uzbekistan Khiva ナン
ヒヴァで食べたナンと朝食 Mayumi

世界遺産イチャンカラのある城砦都市ヒヴァ

宿で出されたナンは結構薄っぺらくピザの皮みたい
大きさもそんなに大きくない

焼き立ては違うかもしれないけど
これだけを単独では食べるには水分持って行かれる

ちなみに

この朝食は12ドルのドミトリーに込の朝食ラインナップ
イチャンカラ西門の真ん前にある「Khiva Alibek B&B」の朝食は旅人の間では評判です

【3】ヌクスのナン
ウズベキスタン ヌクス Nukus カラカルパクスタン ナン
Nukusのナン Mayumi

サマルカンドのナンに似ている食感
焼き立ては香ばしくもちもちして美味しい

ただそれほどずっしりとはしておらず
大きさも直径20cmぐらい

ちなみに手前の白い物体は
ラクダの発酵乳モロホだそうで
かなり酸っぱい

【4】ホログ(タジキスタン)のナン
タジキスタン ホログ Tajikistan Khorog ナン
Khorogの宿でいただいた朝食のナン Mayumi

タジキスタンのナンは
焼き立てを食べていないのでなんとも言えないですが

冷めたナンはパサパサ、中がスカスカで
噛みごたえがあり
何か塗ったりはさまないと美味しくない

そのまま食べると喉に詰まる

【5】オシュ(キルギス)のナン
キルギス オシ Kyrgizs Osh ナン
オシのナン Mayumi

ヌクスとサマルカンドの間ぐらいで
ほどよくずっしり、どっしりとして
大きさは直径20cmぐらい

焼き立ては香ばしく
もっちりして噛みごたえあり
噛めば噛むほど塩味が美味しい

これで驚愕の1個約40円!

キルギスは物価が安い!

——

パキスタン、カザフスタン、トルクメニスタンは
忘れてしまったけど
きっと少しずつ違うんだろうなと思います

個人的には
サマルカンド、ヌクス、オシュのナンがおすすめ

あんなに大きくて食べごたえもあるのに
1個100円もしない食の水準

パッカーにとって救いの神の国
ぜひ今のうちに訪れてみてください

File 032 サンパウロの市場で食べたハムたっぷりのサンドイッチ(Sao Paulo, Brazil)

ブラジルを訪れたのはもう10年前の話

サンパウロで有名な「市営市場(Mercado Municipal)」

巨大な市場であらゆる食べ物が売っている
干しダラとかチーズとか
ウィンドーショッピングは楽しいが
案外安くない

そこで繁盛していたサブウェイみたいなお店に入り
市場名物の巨大ハムサンドイッチ
「モルタデーラ」をチョイス

ブラジル サンパウロ 市営市場 サンドイッチ Brazil Sao Paulo Mercado
人気の巨大ハムサンドイッチ「モルタデーラ」 Mayumi

BRL10、約500円(2009年当時)

安くはないけど、ジャパニーズサイズの
ゆうに2倍以上のボリュームがある
食べごたえは十分

しかし、ハムがしょっぱ過ぎる
のどが渇いてしょうがない

すると美味しそうなデザート発見

ブラジル サンパウロ 市営市場 サンドイッチ Brazil Sao Paulo Mercado
一見美味しそうなイチゴのデザート Mayumi

大粒いちごのホイップクリーム添え
BRL2.50(約125円)

見た目はとってもみずみずしく美味しそう

と見せかけて、異様に酸っぱい
そしてまさかのホイップクリームは無味

とにかく見た目に騙される

ブラジル サンパウロ 市営市場 サンドイッチ Brazil Sao Paulo Mercado
ブラジルではポピュラーなとうもろこしジェラート Mayumi

お口直しのとうもろこしのジェラートは
期待以上の美味しさ

甘さすっきりで旨い

ブラジル サンパウロ 市営市場 サンドイッチ Brazil Sao Paulo Mercado
ブラジルではおなじみのアサイージュース Mayumi

ブラジルの道端ではよく見かけた
ブラジル定番のアサイージュース

日本ではハワイアンのアサイーボールが人気
その原点的なもの

見た目毒々しいけど
結構甘くてしつこくない甘さで美味しい
美容にとてもいいらしい

本場のシュラスコも食べてみたかったのですが
案外安くなかったので道端のバーベキューで我慢してました

ブラジル サンパウロ 市営市場 サンドイッチ Brazil Sao Paulo Mercado
道端のバーベキュー Mayumi

終わり

File 031 モンゴルの鉄板料理、肉入りうどん(Ulaanbaator, Mongolia)

ウランバートルを訪れたとき
日帰りツアーの一環で
モンゴル遊牧民のご家庭にお邪魔する機会があった

そこで振る舞われた
モンゴルでは鉄板の料理「ゴリルタイシェル」
いわゆる、肉入りうどん

肉は肉でも
モンゴルの定番はヤギ肉だ

肉と一緒に短めのきしめんみたいな麺を
グツグツグツグツ煮込む

必然コシがなくやらわかい
九州のうどんみたい

モンゴル 遊牧民 料理 Mongolia Nomad Meal
モンゴル定番のゴリルタイシェル Mayumi

味付けはシンプルに塩コショウのみ
遊牧民の手作りうどんは脂っこくて

一瞬、「う゛ッ」とくるほどとにかく獣臭い
しかし、食べてみると意外に悪くない

モンゴル 遊牧民 料理 Mongolia Nomad Meal
大鍋でグツグツ煮る Mayumi

そして客人が来ると
まずこれがもてなされる

歯が折れそうなほど超硬いチーズのラインナップ
実際はスープやお茶につけてふやかして食べるよう

モンゴルでは保存が利かないような
プロセスチーズやモッツァレラのような
やわやわのチーズは作らない様子

モンゴル 遊牧民 料理 Mongolia Nomad Meal
歯が折れそうなほど硬いチーズ Mayumi

訪れた3月はモンゴルの旧正月だったらしく
お供えしてあった「ヘウィーンボーウォ」

揚げドーナッツのような固い油菓子を
必ず奇数で積み上げる
「幸せ」「苦労」を交互に積み重ね、
必ず「幸せ」のサンドイッチになるようにするのが鉄則

一番上の層には、クッキーや飴やゼリー菓子などを盛りつけ

モンゴル 遊牧民 料理 Mongolia Nomad Meal
正月のお供えお菓子 Mayumi

お宅に招かれると必ずいただく
スーテーツァイ=モンゴル茶

超薄味のコンソメスープに塩味がついてるような
ビミョーな味

モンゴル 遊牧民 料理 Mongolia Nomad Meal
モンゴル定番のお茶 Mayumi

コチラも定番「チャンスン・マハ」
羊の肉を塩茹でしただけのもので

モンゴルで食べた羊肉の中で
一番臭みが少なく食べやすい食べ物
味が薄い焼き豚みたいな感じ

備え付けのナイフでこそげ取っていただきます

モンゴル 遊牧民 料理 Mongolia Nomad Meal
羊肉のチャンスン・マハ Mayumi

遊牧を主とするモンゴル騎馬民族
保存食前提のものが多く
「ウマイ!」とうなる食事はあまりないけど

野性味あふれるスタミナ食が味わえます

終わり

 

File 029 基隆廟口余市名物の栄養サンドイッチとピーナッツ氷(Keelung, Taiwan)

2018/8/4のTBS「世界ふしぎ発見」で紹介されていたので
懐かしくなって便乗投稿

台湾基隆廟口夜市で行列ができるお店の一つ
「營養三明治」

日本語でいうと「栄養サンドイッチ」らしい

というか
具沢山の揚げホットドッグというのが正しい

具はトマト、きゅうり、煮玉子、ハム

人気の秘訣は台湾マヨネーズという
酸味が爽やかなオリジナルマヨネーズ
そしてカリカリに揚げた甘めの生地のパン

たしかに懐かしくもクセになりそうな味

台湾 基隆 廟口夜市 Taiwan Keelung Night Market
營養三明治(栄養サンドイッチ) Mayumi

番組では整理券配布になっていたけど
平日は特にそんなことはなかった

18時前後に行ったときは行列もなかったし
まぁタイミングなのかな

台湾 基隆 廟口夜市 Taiwan Keelung Night Market
營養三明治(栄養サンドイッチ)屋台 Mayumi

次に紹介されていたのが「沈記泡泡冰」のシャーベット

一番人気は「花生泡泡冰」
いわゆるピーナッツの粒入りシャーベット

シャーベットなので口の中でふわっと溶ける
ピーナッツバターの味をしてるけど
当然しつこくなく、あと引く旨さ

台湾 基隆 廟口夜市 Taiwan Keelung Night Market
沈記泡泡冰の花生氷(ピーナツかき氷) Mayumi

ここはたまに数人の列になるけれど
回転は早くあまり待つことはない

台湾 基隆 廟口夜市 Taiwan Keelung Night Market
沈記泡泡冰の花生氷(ピーナツかき氷)屋台 Mayumi

最強の台湾夜市と言われていた「基隆廟口夜市」

ウツボのスープは食べなかったな
今度行ったら試してみたいね

File 025 モーリシャス伝統のクレオール料理(Creole cuisine, Mauritiaus)

モーリシャスの島国は
領土としてはアフリカ大陸に属するもの
かつてインド貿易商人が多く移民し
ポルトガル、フランス、スペインと植民地時代を変遷しているので
実に多様な食文化ももっています

それが「クレオール料理」というもの
“いろんな文化が融合している料理”という意味らしい

せっかくなので
クレオール料理が食べたいというリクエストに応じて
タクシーの運ちゃんに連れて行かれたレストランがここ
「EBONY BOUTIQUE(イボニー・ブティック)」

外国人御用達みたいで値段が結構高かった
(たぶん2,000~3,000円した)

モーリシャス イボニー クレオール Mauritius Ebony Creore
Ebony Boutique Photo by Mayumi

とりあえず
人気のクレオール料理が食べたいと
オススメしてもらったセットメニューをオーダー

クレオール料理は
インド食文化にもっとも影響受けつつ
欧風のアクセントも取り入れて実に多様

バナナの葉の上に
揚げ物とか惣菜がちょこちょこ入っている

モーリシャス イボニー クレオール Mauritius Ebony Creore
クレオール料理ランチセット

いろんなものを挟んで食べるドルプリというクレープ

「ドーブ」と呼ばれる
トマトとたまねぎ、にんにくを煮込んだ肉料理

「ルガイユ」という
トマト、たまねぎ、にんにく、生姜ベースのソースで
シーフードを絡めた料理

インド文化の影響強いダル(豆)カリー、ビリヤニ

などなど
(細かいの忘れた)

モーリシャス イボニー クレオール Mauritius Ebony Creore
クレオール料理ランチセット

ちょっとずつ食べられて面白い

が、むちゃくちゃ美味しいかと言うと
それほど記憶にない

どうも外国人向けのレストランなので
もっと地元民が行くようなお店のほうが
ホンモノのクレオール料理が食べられて
クセになるほど美味しいそうです

まぁ、でも面白い食文化でした

 

File 021 チキン好きにはたまらん!紅麹漬け鶏唐揚げ串!(Grilled chickens with red rice malt, Matsu, Taiwan)

中国本土が丘の上から見えてしまうほど
ギリギリの国境地帯に浮かぶ台湾、馬祖列島

その馬祖の名物の一つが紅麹

それに漬け込んで揚げた焼き鳥が絶品だった

見た目は真っ赤だけど
麹のまろやかさとか甘さとか
肉も柔らかくジューシーで旨し
何よりボリューミィで食べ応えあり!

1串40元(約150円)

台湾 馬祖列島 南竿島 紅麹 焼き鳥 Taiwan Matsu Rice malt
馬祖名物 紅麹の鶏唐揚げ串

カボチャとおそらくでんぷんで作ったであろう「南瓜泥餅」
大根餅のような食感でモッチモチ

結構オイリーだけど
素朴な甘さと柔らかさでペロッといける

これも1個40元(約150円)

台湾 馬祖列島 南竿島 紅麹 焼き鳥 Taiwan Matsu Rice malt
南瓜でできたやわらかい餅「南瓜泥餅」

馬祖自体、飲食店が少なめだけど
特に南竿島津沙村は少ない

そんな中で屋台は貴重
なので結構繁盛していた
(写真は早朝の仕込み風景)

台湾 馬祖列島 南竿島 紅麹 焼き鳥 Taiwan Matsu Rice malt
店先の様子

おそらく物資輸送の関係で
食事の水準は台湾本島よりやや高め

とはいえ大体ボリューミィで食べ応えあって
何より旨いので満足度は高い

ちなみに、
こんなド田舎だけどスタバもあるしセブンもあるからね
セブンとスタバの進出力、侮れない