
一定の条件でしか出現しない
奇跡のような幻のホワイトサンドバー(白い砂浜)
それが与論島の「百合ヶ浜」
与論島の代名詞にもなっているほどの過熱した人気ぶりで
夏は小さなホワイトサンドバーに
なんと200人余りの観光客が上陸して
もはやアリの巣状態の人口密度だとか
そんな百合ヶ浜、
春~夏が一番のシーズンと言われていたのですが
実は干潮のタイミングさえ合えば一年中見れるらしい
そんなわけで
この1月、無事にその幻を拝むことができました♪
世界中の美しいビーチや海を見ているわたしでも
百合ヶ浜は世界に誇る圧倒的な美しさでした
冬でこうなのだから夏の海は想像を絶します
いつかまた行きたい
というわけで、与論島と百合ヶ浜についてまとめておきます
【与論島と「百合ヶ浜」の所在地:Yurigahama, Yoron island location】
鹿児島県大島郡与論町与論町茶花32-1
0997-97-5151(ヨロン島観光協会)
与論島Facebook
与論島instagram
与論島は
沖縄最北端にある辺戸岬からは約23km
鹿児島県奄美諸島の沖永良部島からは約34km
那覇からは約116km
鹿児島本土からは約496km離れてます
なので鹿児島本土から来るよりも
那覇から訪れた方が近くて便利
与論島 基本概要 Yoron info
マップをクリックするとヨロン島観光協会サイトのガイドマップがダウンロードされます
周囲23.7㎞、
面積20.58平方km(東京の港区とほぼ同じ)
人口5,275人、世帯数2,588(2018年1月現在)
特産はサトウキビだけど
人の数より牛が多い(牛はすべて出荷用)
車で走れば1周約40分
島には信号1か所しかない(あと点灯式がもう1ヵ所)
平均気温は23℃と温暖
しかし遮るものがないので北風が結構強く冷たい
サンゴ礁の隆起でできた島には
奇岩名勝、鍾乳洞がいろいろあって
16世紀までは琉球王国に
17世紀からは薩摩藩に所属した経緯から
沖縄と鹿児島の文化が融合した
独特の島文化が育まれ
現在は昭和レトロな界隈と
サトウキビ畑がざわわと広がる
ピースフルな島
ざっくり言うと、こんな感じでは
【観光スポット:海岸・ビーチ編】
※()は与論語読み
- 百合ヶ浜…大金久海岸沖合約1.5kmの場所に浮かぶ白い砂浜
- 大金久海岸(ウプガニク)…島東部。百合ヶ浜の玄関ビーチ
- ウドノスビーチ(ウドゥヌスー)…島西部。亀遭遇率高い
- ハキビナ海岸…島南西部。ダイビングエリア。海中宮殿あり
- 赤崎海岸(アーサキ)…島東部。シュノーケリング楽しめる
- 寺崎海岸(ティララキ)…島北部。映画「めがね」のロケ地
- 皆田海岸(ミナタ)…島北部。目の前の皆田離の小島まで泳げる
- 茶花海岸(チャバナ)…島西部。町の中心に一番近い
- パラダイスビーチ(フバマ)…島西部。与論港近く。ヨロン駅あり
- 品覇海岸(シナパ)…島北西部。夕日がきれい
- 兼母海岸(ハニブ)…島西部。プリシアリゾートのあるビーチ
- 前浜海岸(メーバル)…島南部。翔龍橋、黄金牛あり
- シーマンズビーチ(パマゴー)…島東部。百合ヶ浜展望台あり
- 船倉海岸(プナグラ)…島北東部。鳩の湖や故・森瑤子の墓あり
- 黒花海岸(クルパナ)…島北部
などいっぱいあります
【観光スポット:景勝地編】
- 舵引き丘(ハジピキパンタ)…与論誕生の神話の場所、島の展望台
- 与論城跡(ヨロングスク)…15世紀初めの琉球王国の名残
- ヨロン駅…車輪と5mほどのレールのみある鉄道駅
- 赤崎鍾乳洞…サンゴ礁の大地が浸食された鍾乳洞
- 与論民俗村…島暮らしの歴史が分かる
- ユンヌ楽園…300種類を超える亜熱帯植物園
- 琴平神社・地主神社…与論城跡に建てられた神社
- 按司根津栄神社(アジニッチェー)…琉球統治以前の島の英雄を祀った神社
- 故・森瑤子の墓…作家・森瑤子さんのお墓
- 鳩の湖…自称・世界最小の湖
- ウェル亀…与論港にたたずむ亀の形をした岩
- 黄金牛…島の美術教師が作ったと言われる黄金の牛
- 翔龍橋…平成3年に竣工した島民悲願の橋
など
小さい島に自然も文化もギュッと詰まってますね
「百合ヶ浜」出現のベストシーズン Best season to visit Yurigahama
春~夏(4月~10月頃)の中潮から大潮の干潮時がベスト
特に夏場は大金久海岸から百合ヶ浜まで歩いて渡れることもあるほど遠浅になる
ただし、
このシーズンは百合ヶ浜が埋まるほど観光客が押し寄せるため
人混みを避けるなら秋冬
特に10月~11月が海水浴もできて人も少なくおすすめ、とのこと
2018年「百合ヶ浜」出現スケジュール Yurigahama appearance schedule
百合ヶ浜出現は、「旧暦の1日と15日のそれぞれ前後3日くらいの大潮時」といわれている
旧暦(太陰暦:月の満ち欠け周期基準)は現在の暦(太陽暦:地球の自転周期基準)でいうと月半ばか月末月初に相当
★参考「計算サイト」:旧暦変換表
<2018年の出現スケジュール> by ヨロン島観光協会サイトより抜粋
1月1日~6日、31日
2月1日~6日、17日~21日
3月1日~7日、18日~22日、30日~31日
4月1日~6日、15日~21日、27日~30日
5月1日~5日、13日~20日、26日~31日
6月1日~4日、11日~19日、25日~30日
7月1日~4日、10日~18日、23日~31日
8月1日~2日、8日~16日、25日~31日
9月6日~14日、24日~28日
10月5日~12日
11月3日~7日
【注意事項】
・百合ヶ浜の状態や風や波の影響により上記スケジュールでも出現しない場合あり
・当日の天候や潮の流れによって浜の大きさや形は異なる
・上記スケジュール以外でも出現するときもある
「百合ヶ浜」ジンクス
百合ヶ浜は星の形をした「星砂」が堆積してできているので、その星砂を年齢の数だけ拾ったら幸せになるという言い伝えがある
・ただし、波の浸食で丸みを帯びてしまっているため見つけにくい
・探すときは手のひらを砂に押し当てて、手についた砂の中から探す方が手っ取り早い
・星砂を入れるビニールミニ袋は船長がくれたりする
・万が一取れなくても、大金久海岸のおばあちゃん土産物ショップで売っていたりする
※補足:夢がない話ですが、星砂は砂ではなく、正確には有孔虫の殻
グラスボートについて

<申込>
- 島に到着したらグラスボート取扱業者に連絡(観光ガイドマップに記載あり)
- 百合ヶ浜出現予定時刻を確認
- (足がある場合)大金久海岸、グラスボート総合受付所での待ち合わせ時間確認
- (足がない場合)ホテルへの送迎を依頼しピックアップ時間確認(無料送迎付業者あり)
- 持ち物確認:グラスボート代2,000円、サンダル等、タオルなど(星砂を入れるビニール袋は配布してくれる)
<当日(一例)>
- 待ち合わせ場所集合、船長兼ガイドさんと合流 ※その日の潮位によって集合時間ズレる可能性あるので当日再確認おすすめ
- グラスボート乗船、百合ヶ浜へ(所要約20分)
- 百合ヶ浜到着、しばしくつろぐ(約20分)
- 帰路、ウミガメを追いかけ、グラスボート上から観察
- 大金久海岸到着、ビーチのアクセサリー屋さん物色(任意)
- 船長さんに支払い(現金2000円手渡し)
- 現地解散、ホテル送迎の人は送ってもらう
<料金表(一例)>
グラスボート百合ヶ浜往復 2,000円@人
バナナボート・ジェットスキー 1,000円@人
海中公園クルーズ 2,000円@人
シュノーケリング 3,500円@人
シーカヤック&シュノーケリング 4,000円@大人
などなど
<グラスボート取扱事業者一覧>
TANDY(タンディ)マリン TEL:0997-97-4591/携帯:090-3738-7286
シーマンズクラブ TEL:0997-97-3207/携帯:080-2702-0794
ビーチボーイクラブ TEL:0997-97-3574/携帯:090-7155-4052
百合ヶ浜グラスボート事業組合 TEL:0997-97-5057/携帯:090-9602-1535
Tome Cruise(トメ・クルーズ) 携帯:090-2967-0722
スィーナリーマリンリゾート 携帯:090-6130-3717
マリン5スポーツクラブ 携帯:090-2392-5518
おまけ:冬の与論島の気候
最高気温 15℃前後
最低気温 10℃前後
瞬間風速 10m/s前後
つまり、
雪こそ降らないし、
10℃を下回らないので一見暖かそうですが
北風ピューピューでかなり寒い
露出している顔・手が凍えました
ユニクロライトダウン2枚重ねにレインウェア
極暖下着を上下着てもちょうどよかった
それでも結局、風邪ひきました
おまけ:島内の交通機関
島内の交通機関の詳細は【こちら】をご参照ください
- 島内一周する公共バス(一律200円:始発7:30~終着19:13)
- タクシー2社(初乗り500円、貸切3,360円:7:00~2:00)
- レンタカー・レンタバイク・レンタサイクル4社(各社料金表あり、8:00~18:00前後)
- 代行運転1社(1台一律1,500円:20:00~1:00)
ちなみに、わたしが泊まった明星荘には
業務提携していたレンタバイクがあって
そこで1日24時間レンタル3,000円(ガソリン代別途)

4時間ほどで島北部を巡り
4時間ほどで島南部を巡り
返却時の給油は218円でした
島は地味に坂が多く歩きもサイクリングもきつい
というわけでレンタバイクがおすすめ
交通量も少なく信号もほぼないので運転苦手な人も安心
参考情報サイト一覧
-
★おすすめ
- ヨロン島観光協会「ヨロン島観光ガイド」 ★
┗ もっとも詳しく画像も多く分かりやすいサイト。ガイドマップ等も完備 - 与論町公式サイト ★
┗ 与論島のことがすべて分かります - 国内旅行のビーウェーブ「与論島旅行」★
┗ 画像付きでグラスボートツアーの詳細分かる - 南西旅行開発「与論島・百合ヶ浜について」
┗ 百合ヶ浜の概要がシンプルにまとまっている - Wikipedia Japan「与論島」
┗ 与論島の基本概要掲載 - プリシアリゾートヨロン「「星の島ヨロン」与論島で星座観察、プリシアオプショナルツアーご案内」★
┗ 与論島でこんなことができるんだという内容満載 - 与論島ー南国楽園暮らし「与論島に冬が来た。」
┗ 与論島の冬の意外な寒さについて言及。2015年以降更新はストップ
【関連記事・旅行記】
作成中
【関連動画】
以上、参考になれば幸いです
ご清聴ありがとうございました。
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